ぎどう
蟻洞
・蟻洞とは?
保護層(中層)と葉状層(内層)との結合部分が離開することで蹄壁に空洞ができる病気で、蹄壁剥離症の一種。
蹄葉炎の一症状としてあらわれる場合もあるので注意が必要。
蹄葉炎に続いて発生するタイプ
蹄負面の白線(帯)の欠落である白線裂という病気がひどくなったタイプ
基礎病変なく単純に亀裂を生じたタイプ
の三種類がある。

・原因
蹄壁の成長異常によるものや、蹄に関する栄養の過不足(亜鉛、ビオチン)、厩舎環境(尿・アンモニア、アルカリ)
外傷衝突、釘傷、踏創、蹄内部の炎症、蹄壁の乾燥、湿潤の繰り返しなどが原因となり、これに真菌あるいはバクテリアが関与して悪化する。

・予防と治療対策
基本的には過不足ない飼料管理と衛生管理である。
蹄内部まで深く進行している場合もあるので装蹄治療を行う場合も多い。
原因となる可能性のある細菌は真菌・カビの一種であるので、乾燥させるのが有効。
薬品治療にはよく硫酸銅などが使われるが、診察により、真菌性か細菌性かはっきりさせてから治療薬を選択するのが最も効果的。
また、同様の理由で厩舎、特に敷料汚染による悪化が懸念されるため十分な衛生管理が望まれる。
敷料の汚染と同時に敷料が蹄底部に詰まることによる影響が大きいので細かくなった屑藁をしっかり掃き出すこと。
また、馬房がなるべく乾燥した状態を保つことも効果的である。

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